2024 .04.26
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2015 .04.14
Audi Quattro(クワトロ)
最近はお目にかかることが少なくなったけれども、Audiといえばこのヤモリ(Gecko)のエンブレム。
池など散策するとよく見かけたアイツ。
ペタペタペタといろいろなところを登っていく姿は子どもの頃に興味を引いたもの。
そして、なんでヤモリがこのクルマのトレードマークなんだろう?と疑問に思ったものです。
Audi Q5 S-lineで雪道を走ってみると、その子どもの頃に疑問に思っていたことは払拭されたのでした。
この四輪駆動、全然違うわ。
因みに私の住んでいる地域は白馬周辺。パウダースノーの舞う氷点下10℃を下回る環境、積雪量が数メートルという雪の量、道路除雪体制がマチマチなところもあります。
そんな環境で、いろいろなクルマをのりながら十数年過ごして参りました。
積雪量は、クルマの最低地上高以上にならなければそんなに気にすることはありません。それ以上になるといわゆる「ラッセル」、雪を巻き上げてフロントガラスが見えなくなるので危険ですけど。
一番は雪質。気温・地温が高いと水分を多く含む雪になります。スタッドレスタイヤは水分を抱え込んで「水分がない表面」を作り出すことで制動力(摩擦力)を得る仕掛け。12月や3月などシーズン始めとシーズン終わりが顕著にこの状況。
他には、圧雪された道路は滑りませんけれど、クルマの熱で道路の圧雪がとけてくると厄介。
同じような状況になります。
そんなときに、前輪だけ・後輪だけで駆動するよりは四輪駆動(AWD:All Wheel Drive)だと2~3倍の安心感があります。
普通のAWDの場合、「ああ、四つの車輪に力が伝わって走っているなぁ」と感じられます。
富士重工さんの場合、「より安定している」感じを受けます。
Audi Quattro の場合、「四輪がそれぞれ別々に動いている」のを体感できます。
ドライブしていて、この差を実感できたのはすごいと思いました。
クルマが駆動配分して登っていく感じではなく、手足で登っていくまさにヤモリの感じ。
生き物の感じです。
クルマに乗っていて、機械と感じない感覚を味わうというのは不思議なものです。
あ、道路状況によっては滑るものは滑りますので。
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